今回はセルモーターの仕組みについて書いてみたいと思います。セルモーター(スタータ)はエンジン本体に取り付けられていて、キースイッチ(スタータースイッチ、イグニッションスイッチ)の操作をスタートの位置にすることによって、セルモーターのピニオンギヤがフライホイールの外周にあるリングギヤとかみ合いクランクシャフトを回しエンジンを始動させるものです。
セルモータにはアーマチュアの回転を減速せずにそのままの状態でピニオンギヤに伝える直結式と
アーマチュアの回転を減速してピニオンギヤに伝えるリダクション式があります。
セルモーターは大きく分けてモータ部とマグネットスイッチ部に分かれていて、モーター部はフィールド部とアーマチュア部に分かれる。マグネットスイッチ部もプルインコイル、ホールディングコイルなどかなり多くの部品があり、あまり書いても言葉だけ知っているだけでは修理には役にたたないのであとは参考書などをみてもらいたいと思います。
非常に簡単に説明すると、2つにわかれているマグネットスイッチ部はスイッチ、接点などで問題ないでしょう。
モーター部は回転をしてギヤを回すために働く物などで問題ないでしょう。
例セルモーター全体図
左側の金色部分がマグネットスイッチ部
右側の大きい方がモーター部

電気をマグネットスイッチ部に流すと、スイッチが入りモーター部が回りギヤを回転させ、ピニオンギヤが飛び出します。
セルモーターを交換する場合はバッテリーのマイナス端子を外せば、配線はほぼ2本〜3本ぐらいなので機種によってはやりにくい場合がありますが、交換することができます。はじめて交換する場合大体2〜3時間ぐらいはかかると思います。機種によってセルモーター付近の部品を外さないとできないものもあります。注意する点は付近が狭い場合、けがに注意と配線の取り付けで配線をきっちりと取り付けることです。太い配線B端子には常時+電圧がかかっていますので、ボディなどに当たっているとショートの危険があります。必ず端子のゴムカバーを取り付け、ボディー(マイナス部)に当たらないように注意してください。また問い合わせがあれば画像を追加して詳しく説明できればと思います。